ヤップ島プログラム2026報告会

 今年3月に大学生ら8人が10日間、ミクロネシア連邦ヤップ島に滞在をさせてもらい、現地の暮らしの中に入れていただきました。

 3月というのに、ヤップ島近くで季節外れの台風3号が発生し、強風が吹きつける中、海沿いのトルーとウォネッツの2つの村に滞在。浅いサンゴの海に仕掛けた網で魚を捕り、雨の中タロイモ畑にはいって、背丈以上もある葉っぱの下で、大きなタロイモを掘り出すなど、自然に密着した暮らしに浸ってきました。スマホから離れ、直接目と目を見て話をし、ヤシ殻などを使ってかまどの火を起こす暮らしから、何を学んだのか。この報告会で、参加者たちの生の声をお聞き下さい。

  • 【日程】2026年7月11日(土)15:00~17:15
  • 【場所】東京・早稲田大学戸山キャンパス33号館3階第一会議室
  • 【対象】どなたでも、無料
  • 【申込】https://forms.gle/rzhQRbF1bTAhkVUu6
村人との集合写真。多くのみなさんにやさしくしていただきました。

田んぼがすっかりきれいになりました

Weeds were cleared in organic rice paddy

 エコプラスの休日農業講座「田んぼのイロハ」草取り編が、2026年6月20−21日の週末、新潟県南魚沼市で開催されました。子ども連れ4組など、首都圏や地元から13人が参加。無農薬田んぼでの最大の難関となる「田の草取り」に挑戦し、また山沿いの集落での棚田の維持管理を見学させてもらって、米作りの実態を感じていただきました。

Ecoplus conducted a weekend farming workshop, ‘ABC of Rice Farming: Weeding’, in Minamiuonuma City, Niigata Prefecture, on the weekend of 20–21 June 2026. Thirteen participants, including four families with children, joined the event from the Tokyo metropolitan area and the local region. They took on the challenge of ‘weeding rice paddies’ — the greatest hurdle in pesticide-free rice farming — and observed the maintenance of terraced rice fields in a mountain village, gaining first-hand experience of the realities of rice cultivation.

  • 草取りの説明
  • 稲そっくりの、イヌビエを見分ける
  • 草取り順調に進む。
  • 5歳児2人、2歳児と小学2年生各1人。がんばりました。
  • 草取りが終わった場所が、きれいに透けて見える。
  • 民宿の中で見つけたホタル

 5月からずっと乾燥した気候が続き、山からの沢水もやせほそっていたところ、この週末になって、梅雨前線が北上してきて、雨模様となりました。このため、初日の土曜日20日に、田んぼでの作業を前倒しで行いました。

The dry weather had persisted since May and the mountain streams had run low. However, this weekend, the rainy season front moved northwards, bringing rain. Consequently, we brought forward our work in the rice paddies to Saturday the 20th.

 田んぼには、長さ数センチの細長い葉っぱを十字に広げた「コナギ」や、とがった三角形の葉っぱを持つ「オモダカ」などの雑草が生えています。稲そっくりの立ち姿をしている「イヌビエ」もあちこちに生え出しています。30センチぐらいの高さに育った稲の苗の根っこから、隠れるようにして伸びているイヌビエもいます。

Weeds such as ‘konagi’, which has long, narrow leaves that spread out in a cross shape, and ‘omodaka’, which has pointed, triangular leaves, are growing in the rice paddies. ‘Inubie’, which resembles rice plants when standing upright, is also sprouting up here and there. Some inubie are even growing out from the roots of rice seedlings that have grown to around 30 centimetres tall, as if hiding among them.

  今年は、5月中旬の田植えの後、早稲田大学の実習チームなども入ってもらって、計3回の草取りをしてきました。それでもまたまた雑草は生えてきています。しかも水不足で土が露出している場所は、草を引っこ抜くことになり、力が必要でした。

After the rice was planted in mid-May, we held three weeding sessions with the help of a fieldwork team from Waseda University, among others. Nevertheless, weeds are sprouting up again. Moreover, in areas where the soil was exposed due to a lack of water, we had to pull the weeds out by hand, which was very labour-intensive.

2枚目の田んぼもすっきりきれいになりました。

 地元のベテラン加藤吉春さんの指導と、参加者の頑張りで、2時間半ほどで2枚、計500平方メートルほどの田んぼをきれいにする事が出来ました。田んぼ全体がすっきりとしました。

Thanks to the guidance of local veteran KATO Yoshiharu and the participants’ hard work, we managed to clean two sections of rice paddy totalling around 500 square metres in just two and a half hours. The entire paddy now looks much tidier.

  2日目は、しっとりとした雨。標高で300メートルほど高い栃窪集落の棚田を訪ねました。若手専業農家の日熊恵一さんが、あぜの草刈りをしていました。胸近くまで延びたススキなどが、広く急なあぜをびっしり埋めています。

On the second day, it was drizzling. We visited the terraced rice fields in Tochikubo village, which is located about 300 metres higher up. HIGUMA Keiichi, a young full-time farmer, was mowing the weeds along the ridges. Pampas grass and other weeds, growing nearly chest-high, covered the wide, steep ridges densely.

あぜの草刈りをしていた日熊恵一さんが、あぜや水路の管理の大変さを教えてくれました。

 「田んぼの面積よりもあぜの面積の方が多いのが棚田地区。あぜの管理、その間を流れる水路の管理が大事なのです」と汗と雨でびっしょりになった日熊さんが説明してくれます。主流となる水の通り道を、ところどころせき止めて、左右の田んぼに水を引き入れる構造なども見せてくれました。

“In terraced rice paddies, the area of the ridges is greater than that of the paddies. Managing the ridges and the irrigation channels that run between them is crucial,” explained Mr HIGUMA, who was drenched in sweat and rain. He also showed us the structure where the main waterway is dammed in places to divert water into the paddies on either side.

さまざまなカエルや鶏、植物を説明する深澤和基さん。

 同行してもらった生きもの専門家の深澤和基さんは、耕作をやめた田んぼの脇にあったモリアオガエルの卵を発見。高さ4メートルほどの高い枝に、直径10センチほどの白い泡のような卵があるのに、参加者もびっくりしていました。

Our guide, wildlife expert FUKAZAWA Kazuki, discovered the eggs of a forest tree frog beside a disused rice paddy. The participants were surprised to see the white, foam-like eggs, which were about 10 centimetres in diameter, on a branch about 4 metres high.

 参加者のみなさんは、「あぜの草刈りを一順するのに1カ月、それを3回するというのにはびっくり」「草取りの際の土の感触と景色が素晴らしい」「自主活動で、2週間のうちにまた草取りにきます」「休耕田で植物を育ててハーブ作りが出来ればいい」など、素敵なコメントを残してくれました。

They commented, “I was surprised to hear that it takes a month just to mow the grass along the ridges of 90 rice paddies once, and that we’d be doing that three times.” They also shared positive feedback such as, “The feel of the soil and the scenery while weeding are wonderful,” “This is a volunteer activity, so I’ll come back to weed again within the next two weeks,” and “It would be great if we could grow herbs in the fallow fields.”

 田んぼのイロハ稲刈り編は、どんな夏になるかで、日程変更の可能性がありますが、9月19−20日の予定です。

The harvest workshop is tentatively scheduled for 19–20 September, though the dates may change depending on the climate in the summer.

無農薬田んぼは、草とのたたかいの時期に

 エコプラスの休日農業講座「田んぼのイロハ」の無農薬田んぼでは、5月の田植え編で植えた苗が、順調に育っています。同時に、イヌビエやコナギなどの田の雑草が生え始め、あぜの草もぐんぐん成長中。これから「草とのたたかい」の時期に入ります。

260610立派に育った苗たち

 5月23−24日の田んぼのイロハ田植え編では、5歳の子どもを含む、20人近くが大きく育った苗を植えてくれました。その後は好天が続き。春先からの水不足もあって、田んぼに水を張ることが難しく、心配していました。関東などに大雨をもたらした台風6号ですが、新潟県の降雨はほどほどで、依然、山からの水は細ったままです。

 イロハ田んぼの苗は、背丈が20センチ前後となり、株分かれ(分蘖=ぶんげつ)が始まっています。同時に、稲そっくりのイヌビエや、細い十字の葉を持つコナギなどが発生してきました。特に、水のかかりが悪く、地面が露出してしまった場所に多くのイヌビエが発生してきています。

260610苗の根本近くに芽生えてきているコナギの十字の葉っぱ。中央右のとがった葉っぱはホタルイ。

 5月30−31日に実習でやってきた早稲田大学の学生たちが、一度は草取りをしてくれ、さらに6月10日には、手押し式の除草機「田車」(田車)を使った除草をしました。これでかなりの草を押さえる事は出来ましたが、まだまだ苗の根本などには雑草が残っています。

260530草取りをする早稲田大学の学生たち。

 6月20−21日の田んぼのイロハ草取り編のころには、隠れていた雑草のタネ第2陣が発芽してきて、また田を覆う事でしょう。

 またあぜの草も、元気いっぱい。田植え前に一度刈ったのですが、一部は腰の高さほどまでに伸びていました。6月11日に、刈払機できれいにはしましたが、こちらもまたぐんぐん伸びてくる事と思います。

あぜの草刈り。1カ月でひざから腰にかけての高さまで伸びてしまった。

 地元の長老がいう、「草とのたたかい」の時期に入ります。除草剤を使わない無農薬田んぼには、緑色の筋が鮮やかなトノサマガエルも元気よくドボンという音を立てて、泳いでいます。手を広げて苗一本一本の根本から雑草を取り除いていると、稲たちと対話しているような気持ちになります。88回手をかけるので「米」と言われるのも納得です。無農薬栽培の真骨頂、休日農業講座「田んぼのイロハ」草取理編への参加、お待ちしています。

食と農、そして人々のつながりを体感

Experience the connections between food, agriculture people, and the place

早稲田大学の実習を受け入れ支援

Hosted a field trip of WASEDA university

 エコプラスは、2026年5月30−31日、新潟県南魚沼市樺野沢集落で、早稲田大学の実習として、23人の学生を受け入れ、その活動を支援しました。エコプラスの代表理事でもある高野孝子教授の「フィールド基礎演習」の一環。2、3年生の23人が参加しました。

 From 30 to 31 May 2026, Ecoplus hosted and supported 23 Waseda University students during a field study in Kabanozawa village, Minamiuonuma City, Niigata Prefecture. This was part of the “Field Basic Seminar”, led by Professor Takako Takano, who also serves as Ecoplus’s executive director. Twenty-three second- and third-year students participated.

 拠点とさせてもらったのは、上越国際スキー場の民宿街でもある、樺野沢集落。初日は、エコプラスが「田んぼのイロハ」プログラムで使っている無農薬田んぼに、ゴー。この田んぼは、1週間前に田植えを終えたばかり。田植えの際に、植え方が浅過ぎたりして流れてしまった苗などを植え直す「補植」という作業に挑戦しました。

We stayed in the Kanazawa village, which is home to the Joetsu Kokusai Ski Resort’s guesthouse district. On the first day, we headed to the chemical-free rice paddy used by Ecoplus for its “ABC in a rice paddy” programme. Rice planting had been completed there just a week earlier. We tried our hand at ‘additional replanting’ — the process of replanting seedlings that had been washed away because they had been planted too shallowly during the initial planting.

 はだしになって田んぼに入った瞬間、キャーという悲鳴や、「足の裏に何かいる」という叫び声まで。しばらくは補植どころではない大騒ぎ。落ち着いた段階で、田んぼをよく見ると、無農薬ならではの生きもの多さに気付いてくれました。倒れそうな苗をそっと起して真っ直ぐにし、1本だけの苗になっている場所に2−3本の苗を追加して植えて進みました。

As soon as the students stepped into the paddy barefoot, there were screams of “Eek!” and cries of “There’s something on the bottom of my foot!” Once things had settled down, we took a closer look at the paddy and noticed the abundance of creatures unique to pesticide-free farming. We gently straightened seedlings that were about to fall over, adding two or three more to spots where there was only one. We worked our way through the field, doing this.

 23人もの人手なので、3畝(さんせ=約300平方メートル)の田んぼの補植は30分ほどで終了。次にその半分ほどの田んぼに入って、芽が出始めた雑草を取る作業に入りました。田植え後わずか1週間なのですが、好天の中で雑草が泥の表面に数センチの細長い葉を広げ始めていて、それを両手でかき混ぜるようにして根を浮かしていきました。草は浮いたまま枯れていくので、取り出す作業はありません。

Working together as a team of 23, we replanted an area of about 300 square meters in just 30 minutes. Next, we moved to a field about half that size to pull up newly sprouted weeds. Despite it being only a week since planting, the fine weather had enabled the weeds to extend their slender leaves a few centimetres above the muddy surface. We loosened the roots by stirring the mud with both hands. Since the weeds wither once exposed, there was no need to pull them out.

 50年ほど前までは、日本中の田んぼで行われていた作業。多くが農家だった当時の日本人には身近な作業だったはずですが、若い学生たちには、新鮮な体験となったようです。

This task was performed in rice paddies all over Japan until around 50 years ago. While it was undoubtedly familiar to the Japanese people of that era, many of whom were farmers, it was a new experience for the young students.

39歳の専業農家日熊恵一さん。朝4時過ぎから田んぼを見回り、田を起し、代かきをし、田植えをして7時からの対話に駆け込んできてくれました。

 その後は、地域の長老峠英男さんやベテラン農家の加藤吉春さん、それに若手専業農家日熊恵一さんの話を聞き、いまのコメ作りが置かれている現場の声を聞きました。

Next, we heard firsthand accounts of the current realities facing rice farming from local elder TOGE Hideo, veteran farmer KATO Yoshiharu and young full-time farmer HIGUMA Keiichi.

 2日目は、地域の要となってきたお寺を訪問。地元で600年を超す歴史を持つ龍澤寺の住職小川泰彦さんのお話を聞きました。学生たちからは、小川さんの修行時代の様子や、地域の課題などについての質問が出ました。小川さんは、「いまでも日々修業、この場そのものも私にとっての修業。地域の人によりよく生きてもらいたい。それが願い。こうしなさいと私が意見するのではなく、私が聞く、寄り添う。電車が揺れた時のつり革のように」 と話してくれました。

On the second day, we visited a temple that has long been a pillar of the community. We then attended a talk by OGAWA Yasuhiko, the head priest of Ryuzan-ji Temple, which dates back over 600 years. The students asked Mr Ogawa questions about his training days and the challenges facing the community. Mr Ogawa shared, “I am still training every day; this very place is my training ground. My wish is for the people of this community to live better lives. Rather than telling them what to do, I listen to them and support them — like a strap on a train when it sways.”

小川泰彦さん。前夜は同じ本堂で、太鼓の演奏会があったばかり。100人前後の方が集まって大変でした、とのこと。「お寺に近づくきっかけとしてのイベント」と説明されていました。

 散策の時間には、一人で、あるいはグループで地域を歩き、通り掛かりの方にお話しを聞いたり、地域の状況を観察したりして、フィールドワークの基礎的動作を体験しました。

During the walking tour, participants explored the local area alone or in groups, talking to passersby and observing the environment. This gave them hands-on experience with the basics of fieldwork.

 振り返りの場では、「農の現状、とても厳しい事が分かった」「消費者側でしかなかったが、生産者の立場を知る事が出来た」「自然に近い光景の美しさに感動した」などの声が相次ぎました。

During the reflection session, participants shared comments such as “I realized just how tough the current situation is for farmers,” “I’d only ever been on the consumer side, but now I understand the producers’ perspective,” and “I was moved by the beauty of the natural scenery.”

 若い世代にとっては、体験を通じて視野を大きく広げる機会になったようです。

For the younger generation, this experience seemed to be a valuable opportunity to broaden their horizons significantly.

苗は順調に成長中−−田んぼのイロハまでもうすぐ

 今年の春は、異常に早く季節が進んでいます。山の雪はほとんど消えて、雑草がどんどんと育って、これまでになかった田植え前の草刈り作業も入ってきました。

 苗は、順調に育っています。

5月13日

 4月15日に、濃い塩水で充実したもみを選ぶ「塩水選」、60度のお湯に10分間つける「温湯消毒」、それから1週間水につける「浸種」を経て、22日に苗箱にもみをばらまく「もみふり」をしました。

 そこから3週間。5月13日には、背丈6センチ前後のしっかりした苗になってきました。葉っぱが3枚出てきた「3葉」の段階です。田植えまであと10日。恐らく4枚目の葉っぱが出て背丈も10センチ以上になるでしょう。立派な「成苗(せいびょう)」になってくれるはずです。

 田んぼの準備も進んでいます。過去になかった田植え前の草刈りを終えて、あぜはすっきりしています。お隣の田んぼを持つベテランが、ついでにと言って、トラクターで田起し作業をしてくれました。手作業で1週間ほどかかる作業でした。

 次は、代かき。2日前から水を入れて準備を始めています。山からの雪どけ水はすでに多くが流れてしまって、沢水は細ってきています。なんとか水をためて、いい状態で代かきをしたいものです。

 休日農業講座「田んぼのイロハ」田植え編は、5月23−24日の予定です。この無農薬田んぼでは、準絶滅危惧種のアカハライモリも活動開始、しています。

見事なオオヤマザクラと新緑を楽しみました

Enjoyed Late Spring in the deep mountain.

 2026年4月25、26日、エコプラスは、新潟県南魚沼市清水地区で「オオヤマザクラを楽しむ会」を催しました。首都圏などからの社会人や大学生など8人。雪の上に咲くことで有名な、オオヤマザクラを訪ねました。

On April 25 and 26, 2026, ECOPLUSP hosted the “Enjoying the Ooyamazakura” event in the Shimizu village of Minamiuonuma City, Niigata Prefecture. Eight participants with business persons, journalists, historian, and university students from the Tokyo metropolitan area and elsewhere, visited the Ooyamazakura tree, famous for blooming atop the snow.

 今年は雪消えがかなり早く、例年なら50センチ前後の雪が残る標高800メートル前後でも、ほぼ雪はなし。いつもなら雪に押さえつけられる低木が起き上がってきて、やぶになっていました。このためやぶをかき分けて進む「やぶこぎ」をしながらの前進。

 This year, the snow melted quite early. Even at an elevation of around 800 meters, where there is usually about 50 centimeters or more of snow remaining, there was almost no snow. The shrubs, which are normally held down by the snow, had sprung up and formed bushes. Because of this, we had to push our way through the brush, a process known as “yabukogi.”

 30分ほどかけてたどり着いたオオヤマザクラは、花の盛りを過ぎて、花びらがはらはらと舞う状態でした。オオヤマザクラの特徴となっている赤い若葉が出始めていて、2,000メートル近いりょう線部の雪とブナなどの新緑と、見事な対比となっていました。

 After about 30 minutes, we reached the Ooyamazakura, which had already passed its peak bloom, with petals fluttering gently to the ground. The characteristic red young leaves of the Ooyamazakura were beginning to emerge, creating a stunning contrast with the snow at the 2,000-meter-high ridge and the fresh greenery of beech trees and other plants.

山菜天ぷらもりあわせ。Assorted tempura of edible plants.

 泊めていただいた民宿「やまご」での夕食は、地元の山菜づくし。地元で最も珍重されるミツバアケビの若芽、アクがないさわやかなコゴミ、これから出てくるワラビ(昨年取って乾燥させた高級品)、フキノトウ、コシアブラ、タラの芽の天ぷら盛り合わせ、など。これに地酒をあわせて、堪能させてもらいました。

 Dinner at the guesthouse “Yamago,” where we stayed, was a feast of local mountain vegetables. The menu included young shoots of Mitsuba Akebi—the most prized local delicacy—refreshing, mild-tasting fiddlehead ferns, high-quality bracken (dried from last year’s harvest), and assorted tempra of “Taranome,” “Koshiabura,” both are young buds of trees, and buds of butterbur . We thoroughly enjoyed this meal paired with local sake.

ブナの森

 2日目も快晴。集落背後にあるブナ林に入らせてもらいました。集落へのなだれを止めるために、切ってはいけないと保護されてきた林です。推定樹齢200年ともいわれる巨木も含め、背丈20メートル以上のブナが並んでいます。若葉が空一面を覆って、若緑色に包まれる空間。そこに小鳥たちの鳴き声が響きます。

 自然とその恵をたっぷりと楽しませてもらいました。

 The second day was also sunny and clear. We entered the beech forest behind the village. This forest has been protected—with a strict prohibition on cutting down trees—to prevent avalanches from reaching the village. Beech trees over 20 meters tall stand in rows, including giant specimens estimated to be 200 years old. The young leaves covered the entire sky, creating a space enveloped in fresh green. The chirping of small birds echoed through the air.

All of us fully enjoyed nature and its bounty.

Translated with DeepL.com (free version)

オオヤマザクラを楽しむ会

Gathering to Enjoy Wild Cherry Blossoms in Niigata

オオヤマザクラ2015年4月25日

 日本百名山のひとつ巻機山(1,967メートル)の中腹には、野生種の桜、オオヤマザクラが点在しています。遅い春、雪がまだ残る時期に満開となる、そのオオヤマザクラを訪ねます。

In the middle of Mt. Makihata (elevation 1,967 m), one of the wild cherry trees, the O-yama-zakura, blooms silently amid the snow. In late spring, we will visit the site and enjoy the cherry blossoms over the snow.

 開花状況は今後の天候次第ですが、清らかな山と一斉に木々が芽吹き花咲く自然を楽しみます。ツキノワグマの早い冬眠明けが予想されるため、地元猟師の助言を得て、安全な範囲での行動となります。
 宿泊するやまごさんも、ご高齢となり、準備の関係で人数を抑えての実施となります。

Whether or not the cherry trees will be in full bloom depends entirely on the progress of the season. Either way, we will enjoy the sudden appearance of flowers and young leaves during the late arrival of spring in the deep mountains. We will conduct the program under the security advice of the local hunters, expecting the bears to wake up early from hibernation. Due to the age of the family that operates the inn, we can only accept a limited number of applicants.

【日程】2026年4月25日(土)午前11時半 現地集合
         26日(日)午前10時ごろ 現地解散

【場所】新潟県南魚沼市清水集落

【宿泊】民宿「やまご」

【内容】

 25日午後、威森松山方面に移動し、雪上散策、自然観察、オオヤマザクラ探訪、夕食と懇談。

 26日午前、集落裏のブナ林散策、午前10時ごろ解散。希望者は塩沢市街地に移動し、江戸時代の雰囲気を再現した牧之通り鈴木牧之記念館、など。

【費用】プログラム費6,000円(ガイド、資機材、保険など。学生子どもは3,000円、エコプラス会員には割引有)。宿泊代1泊2食8,000円程度は宿に直接支払。

【交通】現地までの路線バスは3月末で運行停止となります。電車で来訪の方は塩沢駅からタクシーで乗り合うか、時間があえばスタッフの車に、また自動車での参加者のご好意での同乗も。

【定員】10人程度

Date: April 24-25 2026

Gathering at 11:30 am, at Shimizu Village

Accommodations: A local Inn, “Yamago”

Contents: Hiking over the snow, Nature observation, Visiting cherry trees. Hiking in the beech forest, Enjoying the local dishes, and so on. Break up will be 10 am on site, then you can come down to the town where you can stroll the street, called, “Bokushi-Dori,” which represent Edo time atmosphere, or other museums.

Fees, 6,000 JPY for the program including guides, equipments, insurance and others, which is 3,000 JPY for students and children. Lodging fees around 8,000 JPY needed.

Transportation: Public bus service will be terminated at the end of March. If you are not coming by car, you need to take taxi from JR Shiozawa Station, or sharing ride with staff or other participant coming by cars.

申し込み Application

 下のフォームからお申し込み下さい。Please use below application form. 問い合わせは、info@ecoplus.jpまで。If needed contact to info@ecoplus.jp

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申し込み、ありがとうございます。追って連絡を差し上げます。Thank you for filling in the form. We will contact you shortly.

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どこでこのプログラムを知りましたか

休日農業講座「田んぼのイロハ」2026草取り編

Weekend Farming Workshop,
“ABC” in a Rice Paddy, 2026

 おコメ、いつまでたっても高い、とされていますね。
 そのおコメは、誰が、どのように、作っているのでしょう。この国では、つい2-3世代前までは、ほとんどの人が自分のコメを自分で栽培していました。なのに、いまではすっかりコメ作りを忘れてしまいました。伝統的な無農薬天日乾燥というコメ作りを通して、農と食、そして現代社会の課題が体感として分かってきます。シニアから、社会人、学生、家族連れに好評なプログラムです。

 田植え(5月23-24日=終了)
 草取り(6月20-21日)
 稲刈り(9月19-20日=仮)気候変動に応じ、2カ月前に確定

Rice prices remain high, don’t they?
Who grows that rice, and how? In this country, just two or three generations ago, most people cultivated their own rice. Yet now, we’ve completely forgotten how to grow it. Through traditional pesticide-free, sun-dried rice cultivation, you gain a tangible understanding of agriculture, food, and the challenges facing modern society. This program is popular with seniors, working adults, students, and families.

 Rice planting; May 23-24(concluded)
 Weeding in the paddy; June20-21
 Harvesting; September 19-20 (Tentative; based on the climate condition, finalized in two months in advance)

 舞台となるのは、魚沼盆地の平野部、樺野沢集落に位置します。代表理事髙野と事務局長大前の夫婦が、2007年からお隣の長老から米作りを教わってきた無農薬田んぼです。タニシやアキアカネ、アカハライモリ、ドジョウなどが無数に生息し、準絶滅危惧種のモートンイトトンボも確認されています。

The rice paddies, we will conduct the program, are which TAKANO Takako and OHMAE Junichi have been learning the traditional rice growing by elders living nearby since 2007. Since no chemical materials has been used for nearly 20 years, many creatures such as pond snails, dragonflies, newts, loaches and others including listed species.

元気なトノサマガエルが登場!無農薬田んぼは、生きものの天国です。

田んぼのイロハ草取り編
Weeding Workshop

集合時刻、場所
 6月20日午前10時45分。JR上越線上越国際スキー場駅前広場

宿泊場所
 民宿山田館(新潟県南魚沼市樺野沢14)

Gathering Time and Place
10:45 am on June 20, at Joetsu Kokusai Skiing Ground Station, JR Joetsu line.

Accommodations
 Local Inn, “Minshuku YAMADA-Kan.”

交通案内
 20日午前8時52分東京駅発とき309号、10時20分越後湯沢着
 10時30分越後湯沢発上越線普通列車長岡行、10時44分上越国際スキー場前着

Suggested train schedule from Tokyo
  Joetsu Shinkansen Toki 309
 Departing Tokyo at 08:52, arriving Echigo-Yuzawa at 10:20
  Joetsu local line
 Departing Echigo-Yuzawa at 10:30, arriving Joetsu Kokusai Skiing Ground at 10:44

内容と持ち物
 無農薬田んぼでの、一番の作業、草取り編です。小雨決行。20日のお昼ご飯は各自持参。田んぼでの飲み物もご持参下さい。泥で汚れていい服装でどうぞ。ブヨがいますので、防虫スプレーや虫よけネットなどご用意下さい。裸足で田んぼに入ると土の感触がじかに伝わるのでお勧め。ビーチサンダルなどがあると足を洗うのに便利です。さらに詳しい内容と持ち物は、参加が確定した方々に「しおり」でお知らせします。

Contents and bringing
Weeding by hands. Will be cancelled only in stormy condition. Bring your own lunch for Saturday, and water during activities. Clothings may get muddy. Insect repellent, a hat/cap. We recommend to come into the paddy with bare feet to feel the soil directly. Beach sandals are useful to wash your feet in a stream. More information will be provided for those whose participation is confirmed.

定員 Limit of participants.
 15人程度。Up to around 15 participants.

参加費 Fee
 一般:16,000円(プログラム費、1泊2食の宿泊費、2日目の昼食、保険を含む)。学生12,000円(同)。男女別相部屋です。ご家族連れは調整させていただきます。学生等で田んぼ脇の民家での寝袋泊も可、9,000円。宿泊なしの場合は、大人8,000円、小学生は1,000円。
 16,000 JPY including program fee, accommodations with two meals, lunch on Sunday, insurance. Shared room. Students and other youth with sleeping bags can stay in a house next to the paddy with 9,000 JPY.

申し込み Application

 下のフォームからお申し込み下さい。Please use below application form. 問い合わせは、tappo@ecoplus.jpまで。If needed contact to tappo@ecoplus.jp

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参加希望プログラム(複数選択可) Programs you want to join: multiple selection possible.

高野孝子の地球日記

Aotearoaを訪ねて

現地で迎えてくれたイヒ博士(右奥)。マオリ独自の入れ墨をしています。

 Aotearoa、アオテアロアって何のことかわかりますか?

 ニュージーランドのことを、マオリ語でそう呼びます。マオリとは、ニュージーランドの先住民族で、ポリネシア系の人々です。13世紀ごろにwakkaと呼ばれるカヌーで、太平洋の島々からニュージーランドに渡来したと伝わっています。

 独自の言語(テ・レオ・マオリ)と文化、精神的な価値観を今も大切にしています。

 2025年9月上旬、私は7人の大学ゼミ生と一緒に、オークランド地域に暮らすマオリの友人、Ihirangi Hekeを訪ねました。「マオリの世界観から探るサステナビリティ」というテーマでした。彼を訪ねるのは3度目ですが、新しい気づきが多く、また少しマオリの世界観の理解に近づけた気がしています。

 2023年国勢調査によれば、同国の人口は約500万人で、7割がヨーロッパ系、多くが移民の子孫です。マオリとして民族アイデンティティを申告した人の数は約89万人、全人口の約18%。マオリ全体の85%が北島に暮らしています。

 世界各地の先住民族の多くが、植民地化や被支配、同化や抑圧、人権蹂躙の歴史を持ちます。20世紀後半にかけて、世界中で権利や尊厳を取り戻す長期の運動が展開され、法律も整ってきましたが、現在も様々なレベルでの差別があります。

 私がここ20年ほどで訪れた場所では、母語や知識、暮らしの技術を含む、アイデンティティに関わるさまざまな要素や誇りをいかに回復し、次世代に繋げていくかという取り組みがなされていました。

 マオリ文化も同様に抑圧されていましたが、1970年代に復興運動が始まりました。1987年にはマオリ語を公用語とする法律ができ、当初は私的な位置づけだった、マオリ語と価値観を教育の根幹に据えるマオリ語学校が1989年に正式な教育制度として認可されました。

訪ねたマオリ語学校。ハカを披露してくれました。

 マオリの文化と尊厳を取り戻す流れは成功を収めていると見なされていて、Ihiの元には世界各地から視察がやってくるそうです。私たちと同じ時期に、アメリカモンタナ州からクロウインディアンのチームが訪れていました。

 2017年にはWhanganui River(ワンガヌイ川)、2025年にはTaranaki mountain(タラナキ山)が法的人格を認められました。もちろん課題もありますが、川や山自身が権利・義務を有する存在となったのです!マオリの世界観が法律制度に反映されました。

 マオリにとっては自然の中にたくさんのatua(霊的存在)がいて、それは先祖であり彼らと一体化する存在です。

 Atuaと、日本における「八百万の神」や古来の神道についてIhiと話していた際、異なる点に気づきました。日本人にとって自然界の神々は、畏れ敬う存在。祈りを捧げて恵みや助けを乞います。マオリはなぜatuaに助けを乞わないのか、と聞いたところIhiは「atuaは我々の先祖なんだから、頼まなくてもこちらを助けるのは当たり前だろう」と返ってきました。なんだか笑ってしまいました。

 そして別の機会にIhiが言った”Maori never die”というフレーズ。彼らの文化はシェアする、分かち合う性質を持つ、と話します。それによって彼らの文化はさらに強く、そして続いていく、マオリは死なない、という表現につながります。それはatuaとのつながり、先祖との繋がりが極めて具体的に意識にあることも関係していると思います。

 1週間に満たない訪問でしたが、学生たちが「頭を殴られたみたい」というほど大きな衝撃があった経験となりました。私たちは誇り高いマオリの人たちに出会い、日常的な不正義に耐えながら、より良い社会を目指して戦っている、さまざまな活動をしている姿に接することができました。

迎えてくれたイヒ・ヘケを中心に。

 学生たちは、自分たちが「有利」な立場にあったことに気づいて愕然とし、マオリの高校生が強烈に示した「誇り」から、自分たちは何者かを自問したようです。私も、戦い続けるIhiたちの姿に心を打たれました。

 諦めずにやり続ける。またエネルギーを充填してもらった気がしています。(25年10月 髙野孝子)

ヤップ島プログラム 26年3月に実施

自然の中で仲間と暮らす、シンプルな10日間

 エコプラスは、ヤップ島プログラムを、26年3月に実施します。3月7日から18日まで、現地滞在10日間。1992年以来、30年以上つながってきたプログラム。太平洋でもっとも伝統を色濃く残すとされるヤップ島の、さらに中心部から離れた村落に受け入れてもらい、その自然と人々の暮らしから学びます。

 今回の滞在先は、ヤップ島北東部のマープ地区にあるトルー村。東に向かって浅い海が開けた美しい村です。

 ヤップ島では、サンゴの浅い海とすべての陸地が、個人や集落の所有となっていて、一般人の立ち入りが出来ません。観光客として入り込むことが極めて難しい場所です。エコプラスはこのトルー村や周辺の村のみなさんとは40年以上、お付き合いがあり、その上で今回久しぶりにプログラムを受け入れていただきます。

 プログラムのテーマは「豊かさとは何か」です。自然のすぐそばで、自然と調和した暮らしをいまも維持している村にお邪魔して、人としての毎日がどのように組み立てられているのかを体感し、その上にある「幸せ」とは何かを考えます。

 日本のようにふんだんに電気やガス、水道があるわけではありません。シャワーは水だけ。ネットもつながりません。地元の集会所の床に雑魚寝します。地域の方たちの動きを学びながら、自分たちで食事を作り、暮らしを組み立てていきます。日本からのスタッフも、手出しをせずに、安全面での見守りに徹します。

 シンプルな暮らしを通して、何が大切なのかを体験を通じて考える機会になります。社会のあり方を考える素材を見つけたい人におすすめです。

 ヤップ島プログラムは、1992以来30年以上実施され、400人以上の若者たちが関わってきました。それまでの価値観を揺るがされ、人生に大きなインパクトを受けた人たちが多いことが長年の追跡調査で示されています。

 2026年ヤップ島プログラム概要

【日程】2026年3月7日から18日
【対象】15~25歳程度の健康な男女。身体の障害、国籍は不問。新しいことに取り組み、自分の可能性にチャレンジする意欲を持つ人。
【プログラム費】15万円(滞在費含む)など。渡航費、成田空港までの旅費、保険料、事前準備、個人装備は除く。
【渡航費】ユナイテッド航空利用、10月22日現在で138,960円。
  往路 3月7日1100成田発、グアム経由8日0110ヤップ着
  帰路 18日0235ヤップ発、グアム経由 0955成田着
【定員】9名程度(最少催行人員6名)
【説明会・個別説明】11月29日まで随時(オンラインも可)
【参加締切】11月30日(定員に達し次第締切)
【プログラムの流れ】
 顔見せ会(12月13日土曜午前10時から)で情報共有をし、準備を一緒にします。ヤップ島に関する下調べを行い、事前キャンプ(2月1日、日帰り)を経て現地へ。本番の後は、みんなで報告書を作成、報告会を実施します。応募の時点から準備、本番、そして報告会(6月ごろ)までがプログラムです。
【問い合わせ】info@ecoplus.jp

 関心ある人は、以下から仮申し込みを送ってください。説明会の連絡や本申込書、健康チェック票をお送りします。

ヤップ島プログラム2026仮申し込み

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